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『YES-YES-YES』(イエス イエス イエス)は、1983年11月3日に発売されたオフコース通算3作目のベスト・アルバム。 == 解説 == 「僕の贈りもの」〔「僕の贈りもの」 1973年2月20日発売 EXPRESS ⁄ 東芝音楽工業 EP:ETP-2809〕から「YES-YES-YES」〔「YES-YES-YES」 1982年6月10日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI EP:ETP-17362〕までのシングルA面曲コレクション・アルバム。既に1982年12月31日をもって東芝EMIとの契約は満了となっていたため、オフコースのメンバーはこのアルバムの企画には関わっていない。 1982年9月にアルバム『NEXT SOUND TRACK』〔『NEXT SOUND TRACK』 1982年9月21日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-90200〕をリリース以来、沈黙していたオフコースは、まだ活動再開の目途が立っていなかった。そんな中で本作のリリースが決まり、東芝EMIと新たな所属レコード会社ファンハウス両社の社長同士の会合が持たれた。その席に小田和正も同席し、小田は「権利はあるんだ。原盤権を持っているんだから。でも俺らとしては、これからせっかく新しいことをやっていくんだから、“軌道に乗るまで待ってくれ”って言ったんだ。そしたら、ベストに関しても、その企画自体に協力するからって。出す根拠が俺らを叩きたいから出すのか、すぐ売り上げが欲しいから出すのかは、その辺もわからないんだ。長い目で見て、東芝から出るものに関しても、こちらがプロモーションに協力して、長く売っていければいいだろうって、俺としてはそう思ったわけだよ」という。しかし交渉は決裂、頭にきた小田の「勝手にしろ!」との捨て台詞がアーティストの許可と受け取られ、このアルバムはリリースされた。その後東芝EMIからは、アーティスト非監修のベスト・アルバムが何枚かリリースされることになる。 シングル・コレクションとなってはいるが、A-5「愛を止めないで」は『SELECTION 1978-81』〔『SELECTION 1978-81』 1981年9月1日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-90106〕収録のリミックス・ヴァージョン。B-1「Yes-No」も『We are』〔『We are』 1980年11月21日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-90038〕収録のアルバム・ヴァージョンにフリューゲルホルンのイントロを追加した『SELECTION 1978-81』〔のヴァージョン。B-3「I LOVE YOU」は『I LOVE YOU』〔『I LOVE YOU』 1982年7月1日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-90180〕収録のアルバム・ヴァージョンからイントロをカットしたエディット・ヴァージョン。B-5「YES-YES-YES」も『I LOVE YOU』〔のアルバム・ミックス。A-3「秋の気配」はシングルおよび『JUNKTION』〔『JUNKTION』 1977年9月5日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72269〕収録と同一テイクだが、イントロとアウトロのストリングスが大きくミックスされていて、『SELECTION 1973-78』〔『SELECTION 1973-78』 1978年5月5日発売 EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-80015〕収録のリミックス・バージョンとも異なる別ミックスで、それぞれ収録。また、アナログ盤の収録時間の制約上、A-4,6,7 B-4,5以外はすべて早めのフェードアウト、あるいはカットアウトになっていて、曲間のブランクがほとんどない。 アルバムの表裏両面のジャケットおよびレコード袋にはオフコース自身の脚本・演出・監督・主演によるスペシャル番組『NEXT』〔TBS系特別企画番組『NEXT』 1982年9月29日放送 「9月18日 “散歩”」〕撮影時の写真が使われたほか、「YES-YES-YES」〔のジャケット用にフリーダムスタジオ内の階段で行われた、田村仁撮影によるフォト・セッションでの未使用カットがピンナップとして同封されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「YES-YES-YES (オフコースのアルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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